人気ブログランキング | 話題のタグを見る

キラリと見えたこと日記

大雨の中の試験日、思い出し日記。


昨日も今日も大雨。

6/12(日)福岡へお仕事の検定試験を受けに行った日も、大雨だった。

試験が終わってだいぶ気持ちも落ち着いたし、気分は制作モードなのだけど

変わらず降り続ける雨のせいで

まだまだ試験後の余韻をすぐに取り出せる様な距離に居る。

ざあざあ降る雨の音が、思い出し笑いを誘うので

ちょっと面白かった試験日を思い出しでみようかなーと…




今度、何か試験とか気合いの要ることをするときには、絶対に梅雨時期はやめようと思う。

特にカバンが重たいときには。

博多駅を降りてバスに乗り込むまでに、

バスターミナルとEのりばの間を往復してしまった。

それも、わりとすぐに見つけたEのりばで大人しく待っていればいいものの

カバンが重くしんどいせいで、バスターミナルへ行けばすぐに乗れるかも、

ということが浮かんだからだったが(守衛さんが言っていたんだもの)

実際行ってみたら、目的地までのバスはバスターミナルからは出ていなかった。

そして今度は辛抱強くバスを待ち、やっとたどり着いた目的地付近のバス停でまた迷った。

近くのコンビニのお兄さんに道を尋ね、長い一本道を少しずつ進む。

ホームページの写真で見たビルが見えてきて、安心したその時

道のわきにはどこかの音楽(歌?)のオーディションへ行くためのバスが並び

スタッフと思われる人たちがカッパを着て、声を張り上げながらせわしく動き回っている。

緊張しつつ必死に歩いている私の横で、

誰かが「こっちでーす」とマイクで叫んだときには全身でびっくりした。

雨の中お世話をする人は大変だなーと横目で見つつ、

もう少しで会場の入り口に着くという時、さらに絶句した。

会場は専門学校だったが、こんな大雨の日に学校は学園祭だった。

こうも騒がしいことが続くと、試験の、しかも大雨の日に

どうしてイベントしてるんだろう、と勝手な気持ちになってくる。

場所を間違ったのかな、と不安になって一応中に入ってみると

「試験を受ける方は4階まで」とか内容が書いた看板があり、

板に紙を貼り付けただけの、頼りない感じではあったが場所を間違ってはいなかった。

まだ開始時間まで4時間くらいある。

昼食をとって少し勉強をしてから、という計画は叶いそうでほっとした。

近くにはゆっくり勉強できそうなお店がなく、

うろうろしているうちに、結局マリンメッセまで来てしまった。

なんとか寛げそうな椅子とテーブルを見つけ、カツカレーを食べた後は

その椅子で勉強しながら過ごした。

「試験が始まるまでに、持ってきた資料に目を通し、乾いていて快適な足元でいたい。」

そんなことを強く考えながら、祈るように資料を暗記した。

そして予定どおりの時間にマリンメッセを後にし、途中でコンビニに寄った。

何よりも大切な「乾いた足元」のために。

靴下を2枚買うと、いっきに心強い気持ちになった。

飲む水と時間と、乾いた足元。

これで安心して試験に臨める、と。

1時間前に会場に着き、教室へは一番のりだった。(当たり前だけど)

控室でゆっくり最後の暗記をして過ごした。

学生だらけの受験生の中、ゆるい空気のまま試験開始。

時間を無駄にしないよう、最大の集中力でいると、少しの立ち止まりも焦ってくる。

なんとか緊張の時間をくぐり抜け、残り30分の間は

「後で駅ビルでゆっくりお店を見てまわろう」と自分を励ました。

いつもどんなときも、ちょっと大変な時はご褒美を自分に言い聞かせるのだ。



帰りのバスに乗ってから駅に着くまでは妙に早かった。

途中、何とか堂というバス停を「でくのぼう」と聞き間違えてちょっと笑いそうになった。

なのに次の瞬間、でくのぼうってどんな意味だっけと考えてしまい、

なぜ可笑しくなったんだか不思議だ、と思っているうちに、あっという間に博多駅。

そんなことはどうでもいいのだ。

無事に試験を終え、今からちょっと寛いで過ごせるのだから。

博多駅ビル、リニューアルしてから初めて行きましたが

とっても広かったです。そして人多い。

夕飯にタイ料理のチャーハンのようなものを食べ、大分へ帰宅。





私は昔から、何か一山超えるのが好きみたいです。

試験でも、個展の準備でも。

もちろん準備の期間は長く、きついのだけれど

何となく正しい道のりにいる、という安堵感は少し顔色を良くする様な気がする。

エネルギーは使う程に増える、と私の大切な人が言っていたけれど

私もそう思う。

秋の始まりには個展を開きたいなぁ…

次の一山がある安堵感に、またわくわくと過ごして行けるかしら。




今回確信したことは、

雨は降っていない方がいいこと。荷物は軽い方がいいこと。

足元が乾いていて温かいことは幸せだということ。
by goaminaoko | 2011-06-18 23:33